京都の有名観光地の一つである「嵐山」。皆さんもご存じの通り、竹林や渡月橋など独特の景色や魅力的なお店もたくさんある人気スポットです。そんな嵐山がいつにも増してにぎわうのは、紅葉の時期です。
今回はその嵐山で紅葉が美しいスポットの一つである常寂光寺をご紹介いたします。嵐山の駅からは少し離れ、落ち着いた雰囲気のある魅力的なお寺ですので、ぜひご覧ください。今回は紅葉時期の様子を中心にお送りいたします!
常寂光寺とは
常寂光寺は、慶長年間(1596〜1614)に大本山本圀寺第16世究竟院日禛上人により開創され、本堂は慶長年間に小早川秀秋公の助力を得て、伏見桃山城客殿を移築し造営されたとのことです。また、常寂光寺が位置している小倉山は、平安時代から紅葉の名所として親しまれてきた歴史があるそうです。皇族や公家、歌人などの別荘のような場所だったようです。皆さんご存じの百人一首を藤原定家が編纂した小倉山荘も常寂光寺の辺りだったと言われています。(小倉山荘は京都の有名なおかき、おせんべいのお店の名前にもなっていますね。)
このように、昔から紅葉や風情のある地域とされてきた場所にあるお寺なので、雰囲気がよいのもうなずけますね。
アクセス
嵐山の渡月橋や天龍寺から少し歩いたところにあります。常寂光寺へ向かう際は、竹林の間などを通って行かれると良いかと思います。
【公共交通機関】
JR山陰本線「嵯峨嵐山駅」徒歩 約18分
※京都駅から嵯峨嵐山駅は快速で約10分、普通で約15分
嵐電「嵐山駅」徒歩 約18分
嵯峨野トロッコ列車「トロッコ嵐山駅」徒歩 約4分
【観光地から】
天龍寺徒歩 約15分
渡月橋徒歩 約20分
【自動車】
時間制限有の無料駐車場あり
※5台のみですので、ご注意ください。
拝観時間・料金
【拝観時間】年中無休 9:00〜17:00 (16:30受付終了)
【拝観料】大人 500円 小人 200円
行った時の様子(2022年11月19日(土))
この日は朝イチの嵐山に向かった後、10時頃の訪問でした。混雑は程々といった感じで、紅葉のシーズンですが、人も多すぎて動けないという感じではありませんでした。
混雑具合で言うと、「写真撮影をしている人がいたら、少し待ったり、避けたりできるくらい」の混雑度でした。(伝わるでしょうか、、、)
なかなか人がいない状態で写真を撮るには、タイミングが難しいですが、歩く分にはストレスはそこまでありませんでした。常寂光寺の景色で特に素晴らしいのは、苔と紅葉や青紅葉などが美しいのと、お寺の小高いところまで行くと、京都の町を一望できるところです。
にぎやかな嵐山に近いですが、こちらは少し落ち着いた雰囲気で、紅葉などの景色を楽しめるところが個人的に大好きです。お寺の中も広すぎず、せますぎず、本当にリラックスできる空間が広がっていました。
まとめ・感想
人混みが苦手な筆者が好きなお寺の一つである「常寂光寺」はいかがでしたでしょうか。今回は紅葉の時期を中心に書いておりますが、紅葉時期以外にも緑が非常に美しいお寺です。
そして、有名で人気のあるお寺ではあるのですが、人の多さに対して、非常に魅力的だと思っています。調べてみると意外と私たちの知っている歴史と縁のあるお寺であることも分かりました。
京都でも有数の観光地「嵐山」へお越しの際は、違った雰囲気が素敵な「常寂光寺」へもぜひ一度立ち寄ってみてくださいね。
詳細情報
常寂光寺
〒605-0981 京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
拝観時間:9:00~16:30(17:00閉門)
拝観料金:大人 500円 小人 200円
HP:https://tofukuji.jp/
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