『苔寺』として有名な西芳寺。苔が境内を覆う非常に美しい庭園があることで有名ですが、一般的な寺社よりも参拝が難しいのはご存知でしょうか?今回はその申し込みから実際に現地に行ってみた様子を写真・動画とともに、見どころをご案内いたします♪
参拝申込
京都観光において最も参拝が難しいお寺の一つ、それが苔寺こと西芳寺です。
ホームページに「足利義満や義政をはじめ、西芳寺を訪れて坐禅に励んだ者も多く、後に開山される金閣寺や銀閣寺など、室町時代を代表する庭園の原型になったといわれております。」とあるように、京都を代表する観光名所にも影響を与えたであろう非常に美しい庭園を擁しています。西芳寺は紅葉でも有名で、秋には緑と紅のコントラストを楽しめるのだとか…!
そんな西芳寺、「最も参拝が難しい」と言われるのは参拝に事前申し込みが必要なことから…
とはいえ、京都の観光地であれば事前申し込みが必要な場所もいくつかございます。
西芳寺、なんと往復はがきによる事前申し込み制です!!
(第一希望~第三希望など複数日程の申し込み可)
と、センセーショナルな表記をさせていただきましたが、実は2021年よりオンライン申し込みも条件付きで始まっています。それぞれの条件は下記のとおりです。
往復はがき申込
受付期間 2か月前〜2週間前(消印有効)
申込人数上限 1組5人まで(それ以上は要相談)
参拝時間の指定 不可
参拝冥加料・料金 1人 3,000円~
お問い合わせ先 西芳寺
※写経用筆ペン 持参 or 購入
オンライン申込
受付期間 2週間前〜前日
申込人数上限 1組2人まで
参拝時間の指定 可
参拝冥加料・料金 1人 4,000円
お問い合わせ先 一般社団法人西芳会
(西芳寺の後援団体)
※筆ペンのプレゼント有
※参拝は中学生以上が対象(年に数回”お子様参拝”も実施。詳細はホームページをご確認ください。)
往復はがきでの申し込みは事前にプランを立てやすく、友人との旅行などであればそちらが便利そうですね♪
他方、オンライン申込は往復はがき申し込みとの違いがいくつかありますが、参拝時間を指定できるというメリットは非常に大きく、あさイチの回にどうしても行きたい!という希望を叶えることが出来ますし、今すぐ応募して明日行く!という土壇場での対応ができるのも良いですよね!
ただし、執筆時点であさイチの参拝の空き枠を確認したところ、基本的に「△残りわずか」または「×受付終了」となっており、特に土日のあさイチ枠は競争が激しそうです…!
実際に行ってみた!
さて、往復はがき申し込みで幸運にも10時の参拝権を獲得することが出来た我々…
9:30ごろ阪急上桂駅に到着します。タクシーを呼び、およそ5分…西芳寺に到着です。
門の前にはすでに開門を待つ方々がいらっしゃいました!
10時開門、1人3000円の参拝冥加料を支払い、本堂へ向かいます。
本堂では写経を行います。写経といっても薄く書かれた経文をなぞる形式で、難しくはありません。本堂の参拝が終わり、庭園へと向かいます。
道中、写真を撮りたくなった場所がいくつもあるのですが、やはりなんといってもこちら!
非常に有名な構図なので、西芳寺といえばこの写真!と思われる方も多いのではないでしょうか?と、カメラマンとしては心惹かれるのですが…参拝される皆さんもここで足を止めて撮影にいそしんでおり…ここは後に回して庭園を撮影しましょう!
庭園をぐるっと一周歩いてきましたが、先ほどここで撮影されていた方々がまだ数名いらっしゃり……庭園の手前にあるのでどうしても順番に見たくはなってしまいますが、こうして先に庭園を散策した方がスムーズな参拝になるかもしれません!
ちなみにこちらの中門なのですが、iPhoneでそのまま撮影すると実はこんな感じ↓だったり…
実際にはかなり離れたところからの撮影となりますので、望遠レンズ等あれば持参した方が思い通りの写真になるかと思います!
さて、中門の撮影を行っていた同行者と合流し、再度(同行者は初めて)庭園に向かいます。
庭園内を存分に楽しんだ後、11:15ごろ西芳寺をあとにしました。
作業用お散歩動画はコチラ!
取材時に撮影した西芳寺の庭園散歩動画はこちら!撮影スポットの予習などにオススメです!(環境音などはぜひ現地で耳を澄ませていただきたいです!!静寂がとても心地よい神聖な空間でした……)
少し参拝料がお高いところではありますが、ぜひ!西芳寺の参拝に挑戦してみてくださいませ!
西芳寺
〒615-8286 京都府京都市西京区松尾神ケ谷町56
TEL 075-391-3631
営業時間 参拝は事前申し込み必須(詳細はホームページをご確認ください)
ホームページ http://saihoji-kokedera.com/top.html
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