【醍醐】秀吉の愛したお花見スポット「醍醐寺」

春の名所
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 京都には「桜の名所」と呼ばれる場所が数多くあります。その中でも有数の美しさと歴史を誇るのが「醍醐寺」ではないでしょうか?「醍醐寺」は平安時代に空海の孫弟子が開山したとされるお寺で、そこに1000年以上も朽ちることなく残る五重塔は国宝に指定され、お寺全体も世界遺産に指定されています。また、この場所は戦国時代の武将、豊臣秀吉が日本一のお花見を行ったことでも有名で、現在でも当時のように豪華絢爛に咲き狂う桜を楽しむことができます。秀吉が気に入るほどのお花見スポット、気になりませんか!?今回はそんな「醍醐寺」の桜をご紹介します!気になる方はぜひご覧ください!

醍醐寺とは

 醍醐寺は一言でいうと「京都最古の五重塔のある桜のきれいな世界遺産のお寺」です。空海の孫弟子が開山したとされる上醍醐山で874年に創建された真言宗の寺院です。平安時代には政治的な影響があり、歴代の天皇や上皇が帰依した寺院なのですが、鎌倉時代以降は衰退しています。また、応仁・文明の大乱などの火災でほとんどが消失しており、五重塔だけが現在も当時のまま残っています。五重塔は951年に醍醐天皇を弔うために作られた京都府下最古の木造建築であり、国宝に指定されています。内部には壁画が描かれており、日本密教絵画の源流をなすものといわれているそうです。
(五重塔内部の拝観は毎月29日の特定の時間に写経を奉納された方のみ可能です→リンク)
ちなみにこの五重塔は日本で2番目に古い五重塔で日本最古の五重塔は薬師寺(奈良)にあります。

また、醍醐寺は桜の名所でも有名であり、教科書でも出てくる醍醐の花見はまさにこの場所で行われました。あの豊臣秀吉がお花見のために醍醐寺やその周辺の建物や桜並木を整備したとも伝えられています。

アクセス

地下鉄では東西線「醍醐」からが最短ですが少し歩きます。
・地下鉄東西線「醍醐」から徒歩15分

バスでは京都駅八条口から直通路線バス京都醍醐寺ライン」がおすすめ
・京都駅八条口から直通バス30分
・京阪バス「醍醐寺前」すぐ

※京都市バスは通っていません。
バス・地下鉄一日乗車券は使用できませんのでご注意を!




周辺の観光地

 醍醐寺周辺に有名観光地はありません。醍醐寺に行かれる際は半日以上の予定を開けて参拝されることをお勧めします。他の観光地に行かれる際は、伏見ならタクシー、京都駅ならバスが時間が早くて便利です。

醍醐寺の入り口

 今回は、まずは醍醐寺の入り口から。迫力ある松の木の奥には桜の木が両側にありその奥に門があるというなんとも豪華に感じる門構えでした。塀の上からも境内の桜がたくさん見えており、中に入るのがワクワクしてきます!こちらには15時頃に伺いましたが、すでにたくさんの人が桜を見に訪れていました。

で、門をくぐって右手を入るとハイ!もう圧巻の桜並木です!この写真は散り際に撮ったものなのですがそれでもこの美しさ!満開の時にはどれほど美しかったのかと考えると今度は満開の時に行ってみたいなと思うのと同時に、奥はどんな風景が広がっているのだろうとワクワクしてしまいます!

五重塔

 ということで、ここからは入館料を払って下醍醐(伽藍)へ。ここのエリアは五重塔をはじめ、西国第十一番札所の観音堂、金色堂がある場所になっています。伽藍の門をくぐり真っ先に目に入ってきたのはやはり国宝の五重塔。そして乱れ咲く桜。もう美しすぎて圧倒されました!まさに絶景です!!!そりゃ豊臣秀吉もここで花見したくなるよな!って思うくらい美しかったです。五重塔の前には樹齢何百年なのかわからないくらい大きい桜の木があったのですが、すでに葉桜でした…、残念。

混雑についてですが、伽藍のエリアは桜が満開の時期を過ぎていたからか、閉館時間間際だったからなのかはわかりませんが意外と人が少なくとてもゆったりとお花見をすることができました!

観音堂

続いて訪れたのが観音堂です。入り口や五重塔ほどの豪華絢爛さはありませんが、こちらには桜の木がちらほらと植えてあり、どこかわびしさを感じられるとても静かで落ち着く雰囲気の場所でした。また、観音堂のそばには池があり、散りゆく花びらが湖面に広がる風景はなんとも落ち着く様子でした。近くにはベンチがあり、そこでのんびりと桜散りゆく池を望みながらお話されている方もいました。土曜日の夕方であまり人もいなかったのでゆっくりと京都の花見をするならここはいいかもしれません。




まとめ

 今回は桜の名所で名高い「醍醐寺」をご紹介しました。アクセスは悪いですが、豊臣秀吉がお花見を開いたのもうなずける、豪華絢爛に咲く桜を目にすることができました。また、夕方であっても伽藍エリアは人もまばらで空いていたので、京都の桜をのんびりと見て回りたい方はここを訪れるのがよいかもしれませんね。


醍醐寺
〒601-1325 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
TEL:075-571-0002
営業時間:9時~16時30分
入館料:1500円 (桜の時期)
    1000円 (通常期)
ホームページ:https://www.daigoji.or.jp/

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