今や全国区となった料理「お好み焼き」ですが、そのルーツとなった粉もの焼きの元祖「一銭洋食」をご存知でしょうか?
一銭洋食(いっせんようしょく)は、水に溶いた小麦粉にネギなど乗せて焼いた鉄板焼き料理である。「洋食焼き」、「壱銭焼き」、「べた焼き」などとも呼ばれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E9%8A%AD%E6%B4%8B%E9%A3%9F
近畿地方の駄菓子屋では、大正から昭和の初めごろにこうして水で溶いた小麦粉に刻みネギなどの具材を乗せて焼き上げ、ソースを塗ったものを子供向けに一銭で販売していたのだとか…。『洋食』へのなじみが薄かった時代、ソースをかけるだけでも洋食だと考えられ、そこから転じて一銭で買える洋食「一銭洋食」と呼ばれるようになったのだそうです!
そんな歴史のある「一銭洋食」を食べられるということでやってきたのは祇園四条エリアにある「壹銭洋食 本店」さん!
アクセス・外観
こちらが「壹銭洋食 本店」の外観、非常にユニークですね!『懐かしい昭和のイメージと花街のお色気でちょっと趣向を凝らした』という装飾は外観にも表れており、四条通を歩いているだけでも目に入ります。店頭には「壹銭洋食」のメインキャラクター「壹錢喰太郎(いっせんくたろう)くん」や「招ね金」さん、鳥居などが並んでおり、写真撮影スポットとなっているのだそう…
京阪 祇園四条駅より徒歩1分と駅からのアクセスがとてもよく、祇園・八坂・清水エリア観光の前の腹ごしらえにもピッタリです!
内観・注文
店頭では「壹錢洋食」を焼いている様子を間近で見ることが出来、エンタメ性もばっちりです!こちらの厨房はお店に入るまでの待機場所の目の前で、入店前から期待感が高まります!ちなみに「壹錢洋食」さんのホームページに調理行程が掲載されています。見ているだけでおなかが空いちゃいます…
テイクアウト・イートインどちらも可能ですが、この日の京都は気温が4℃と非常に寒かったため店内でいただくことにしました!
店内はレトロな雰囲気でひとつひとつの装飾をじっくり見てみたくなります!これなら確かに注文が来るまでの待ち時間も楽しめそうですね!席に案内されると、早速注文を行います。
こちらのお店では、なんとメニューが「壹錢洋食」の一種類のみ!
◆中に辛いソース・外に甘いソースを使った【ふつう味】
◆中も外も甘いソースを使った【あま味】
◆中も外も辛いソースを使った【から味】
の3種類のフレーバーがあり、辛いものが苦手・得意な人でも楽しめます。私は今回が初体験!ということで壹錢洋食「ふつう味」を注文させていただきました。食事メニューは「壹錢洋食」のみですが、ドリンクメニューが豊富で特に自家製のラムネ水・冷やしアメは高島屋店に無い、こちらの祇園本店限定でのみ味わうことが出来るドリンクなのです!
実食
数分後店員さんに運ばれてきたのがこちら!
これはもはや軽いおやつではなく食事なのでは?と思える20㎝はあろうかというサイズに、たっぷりの具材がこれでもかと詰め込まれていそうな厚み!!見えない具材に食べる前からワクワク感を掻き立てられます…!これでお値段800円と非常にリーズナブル!
お箸で割ってみると、中から溢れるかつお節・九条ネギ・たまご・天カス・紅ショウガ・味付けこんにゃく・ちくわ・国産和牛とてんこ盛りの具材たち!非常に食欲をそそられます!甘と辛の織り成すハーモニーで箸が進み、ぺろりと食べ終えてしまいました。これは確かにおやつにも食事にもなり得ますね!近くのサラリーマン3人組もすぐに食べ終え、2つ目を注文していましたのでがっつり食べたい方は2つ3ついただくのが良いのかもしれません!
まとめ
一食800円と非常にリーズナブルかつボリューム満点でお昼ご飯に良し、おやつにも良しな「壹錢洋食」!店頭・店内の雰囲気が楽しく、観光にも最適です。京都祇園に立ち寄った際にはぜひ試してみてください!
また、「壹銭洋食 本店」さんでは3枚セットからにはなりますが、なんとお値段そのままにオンラインでのお取り寄せもできちゃいます!あの味を自宅で楽しみたい…という方はそちらもぜひチェックしてみてくださいー!(※別途送料がかかります。詳細はオンラインショップをご確認ください。)
壹銭洋食 本店
〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側238
TEL 075-533-0001 FAX 075-531-6511
本店営業時間 :年中無休
平日/午前11:00~深夜1:00
土曜/祝前日午前11:00~深夜3:00
日曜・祝祭日/午前10:30~午後10:00
ホームページ:https://issen-yosyoku.co.jp/
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