【三条・烏丸御池】こだわり抜いた絶品朝食「イノダコーヒ本店」

お店紹介
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 今回は四条と三条の間にある老舗喫茶店「イノダコーヒ本店」をご紹介します。京都は実は喫茶店が多く、それぞれのお店がしのぎを削っています。「イノダコーヒ本店」は京都でも有名な老舗喫茶店で、現在全国にイノダコーヒの喫茶店があります。イノダコーヒの魅力は何といってもコーヒーだけでなく、食事・お店の空間や雰囲気の細部にまでこだわり、これまでの伝統を守り続けているところです。戦後から地元に愛される喫茶店であるのも頷けます。そんなイノダコーヒ本店に実際に行って食してきましたので、気になる方はご覧ください。

アクセス

イノダコーヒ本店は市営地下鉄 烏丸御池駅から徒歩7分、京阪 三条駅から徒歩15分のところにあります。近くには錦市場や六角堂もあり、コーヒーを嗜んだ後の行き先にも困りません。




イノダコーヒとは

 「イノダコーヒ本店」は、1947年に開業したコーヒーショップです。ずっと店名が「コーヒー」の間違いでは?と思われていた読者の方もいるかもしれませんが、「コーヒ」が正式名称です。京都に現在8店舗あり、全国展開もしている京都のコーヒーを代表する喫茶店の一つです。

 イノダコーヒのコーヒーの特徴は創業当時から変わらないネルドリップ式で淹れるコーヒーです。ネルドリップ式とは、粉状のコーヒーにお湯をかけて、紙ではなく布(ネル)でろ過をする手法になります。ネルドリップはペーパーフィルターと比べてコーヒーの微粒子をしっかりと取り除くことができるため、舌触りのよいまろやかな味に仕上げられるそうです。また、ブレンドコーヒーで使用されるコーヒー豆はコロンビア産グアテマラ産ブラジル産アフリカ産などを温度や湿度を加味しながらそれぞれ独自にブレンドされており、イノダコーヒでしか味わえないしっかりとした味わいのコーヒーに仕上げられています。また、創業当時よりコーヒーにはミルク、砂糖を入れてお出ししているのもイノダコーヒならではでしょう。

外観・内装

 イノダコーヒ本店はシックな色合いの町家造りの外観です。隣は洋風の明るい別館で開業当時の店内を再現したものなのだとか。

店内に入ってすぐのところでは、ケーキやコーヒー豆の販売がされていました。重厚な雰囲気でショーケースのケーキはどれも高級そうです♪

奥が喫茶店のスペースになっており、喫茶店へ一歩踏み入れると、そこは異空間。まるでタイムスリップしたかのような気分を味わうことが出来ます。どこか味わい深い椅子にギンガムチェックのテーブル・重厚感のあるインテリアなど、ここでしか味わえないこだわりある空間が広がっていました。

また大きなガラス窓からは庭を見ることができ、重厚な雰囲気の店内に差す穏やかな光が店内の居心地の良さを作り出しているように感じました。211席もある広々とした空間で贅沢な時間を過ごすことができます。

【注意】午前8時以降は平日でも行列!

 並ばずに店内に入るには絶対に開店直後ぐらいがいいです!実は私、「イノダコーヒ本店」に3回チャレンジして3回目でようやく並ばずに入店できたくらいです。

1回目は平日の9時に訪れました。すると写真のとおり遠目で見てわかるくらい行列ができていました。お店の奥にも待合の長い席があるためかなり並んでいると思います。
2回目は土曜日の8時に訪れました。それでもお店からはみ出すくらいには列ができていました。
そこで3回目は土曜日、開店すぐの7時に訪れました。この時にようやく並ばずに入ることができました。

並ばずに入店したい方は、ぜひ開店直後位を狙ってみてはいかがでしょうか?

イノダコーヒ名物「京の朝食」を実食

 せっかくこんな早朝に来たので、この先の観光でがっつり動くことも考え、今回はイノダコーヒ名物「京の朝食」を注文しました。よくインスタグラムでこの朝食を目にし、少し気になっていたメニューです。メニューの内容はスクランブルエッグハムサラダがついたメインとあったかいクロワッサン、そして、イノダオリジナルのブレンドコーヒーオレンジジュースとホテルの朝食を思わせるような飾り気のない洗練されたものでした。

調べてみると、こちらの朝食はハムや玉子、野菜に至るまで食材にこだわっているようで、このメニューだけのために特注している品もあるとのこと。ものすごいこだわりようです!

食べてみるとこれまた驚くくらい一品一品が食べたことないような味わいでもう絶品でした。中でも感動したのはこの真ん中にあるスクランブルエッグです!バターが効いてまろやかな玉子は本当に絶妙な塩梅の焼き加減で、しっかりプルプルなのにふんわりしている、自分がこれまでに食べたスクランブルエッグで一番美味しいものでした!野菜もおいしく、温野菜のアスパラガスは柔らかくて甘さがあってとても食べやすかったです。横に添えられているポテトサラダはマヨネーズ感がほとんどなく、ポテトだけで作られているのでは?というくらい芋感がありました!じゃがいも本来の甘みが感じられて美味しかったです!ハムは私の知っているハムの何倍も分厚くてとても食べ応えのあるものでした。クロワッサンは素朴な味わいで、ハムや玉子との食べ合わせピッタリだなと感じました。

セットで提供されるコーヒーはもちろんイノダのブレンドコーヒーです。ネルドリップで入れられた一杯をまずはブラックで一口。香ばしく深い味わいでした。ただ、ブラックだと苦い印象です。そこで創業当時からの正式な楽しみ方であるミルクと砂糖を入れてみました。すごくまろやかになり、苦さが良いアクセントになっていて飲みやすくなりました。ブレンドを飲まれる際はぜひミルクと砂糖を入れてみてください。ひつまぶしみたく、2度味わいを楽しめますよ!




まとめ

 今回は京都の老舗喫茶店「イノダコーヒ本店」をご紹介しました。コーヒーの伝統を守りながら食事や空間まで細部にこだわるお店であることがしみじみと感じられ、地元の方に愛され続けるのにも納得の老舗喫茶店でした。京都旅行に来られた際は、観光前に優雅な時間をこちらで過ごしてみてはいかがでしょうか?


イノダコーヒー本店
〒604-8118 京都府京都市中京区道祐町140
TEL 075-221-0507
営業時間:7:00~18:00
定休日:なし
ホームページ:https://www.inoda-coffee.co.jp/shop/honten/

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