【蹴上インクライン】誰もが一度は撮りたい!廃線跡の桜並木が織りなす幻想的な風景!

春の名所
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 「京都の桜の名所」と調べると数多くの名所が出てきますが、ほぼ必ずと言っていいほど上位にランクインするのが「蹴上インクライン」長く続く廃線跡と桜並木の風景をInstagramなどで一度は見たことがあるのではないでしょうか?「蹴上インクライン」は京都の近代化に一役買った運河、「琵琶湖疎水」の船専用のケーブルカーの廃線跡で、周囲の桜並木の織りなす景色はとても美しく幻想的で訪れた人の心を打つ絶景スポットです!そう聞くと皆さんもきっと一度はここで映える写真を撮ってみたいと思うはず!?今回はそんな「蹴上インクライン」の桜並木をご紹介します!気になる方はぜひご覧ください!

蹴上インクラインとは

蹴上インクラインを一言で表すと、「船専用のケーブルカーの廃線跡」です。当時(明治初期)の幹線道路、東海道の京都~大津間において難所であった「逢坂山」や「日ノ岡」の峠を水路で通し、旅客や貨物運搬の利便性を図るために「琵琶湖疎水」が作られました。明治24年に運用開始されてから昭和26年までの60年間、関西の旅客や貨物の運搬として利用され、蹴上インクラインは、蹴上船溜と南禅寺船溜までの高低差を船ごと台車に乗せて運搬するとても重要な役割を果たしていました。最盛期では、旅客は年13万人、貨物船は1日150隻を記録したそうです。

ちなみに、蹴上船溜と南禅寺船溜の高低差は水力発電にも利用され、日本初の事業用発電所である蹴上発電所が建設されたり、その電力を用いた日本初の営業用の電車が走ったりと、琵琶湖疎水は京都の近代化に大きな影響を与えています。

アクセス

地下鉄では東西線「蹴上」からが最短です。
・地下鉄東西線「蹴上」徒歩3分
・京阪「三条」から徒歩26分

市バスでは5系統「法勝寺」からが最短です。
・「法勝寺」から徒歩5分
・「岡崎公園 美術館・平安神宮前」から徒歩10分
・「東山三条」から徒歩17分 (地下鉄「東山」駅前のため地下鉄利用も可能)




周辺の観光地

近くには玄関の美しい階段がインスタ映えスポットになっている「京セラ美術館」や赤い大鳥居が有名な「平安神宮」、桜の名所の「南禅寺」など観光名所かたくさんあり、周辺散策だけでも見ごたえあるエリアです。

早朝の撮影 (6時頃)

 ここが桜の名所でとても混むことは事前に知っていたので、当日は始発で向かい、午前6時前にインクラインに着くようスケジュールを組みました。当時の自分は「この時間ならほとんど人がいないだろうから撮影し放題だ!」と考えていましたが、着いたらびっくり!ざっと見ただけでも200人くらいの人がすでに集まっていました!皆さんやっぱりすごすぎ…

ただ、早朝に行ってよかったことがあります!それはなんといっても、みんな人のいない写真を撮りたいから皆が阿吽の呼吸で人のいないインクラインの桜並木のエリア(自称「阿吽の呼吸エリア」)を作り出していること!

見てください、この写真!カメラマンがずらりと同じ場所に固まって、誰もいない桜満開のインクラインの写真を撮っているではありませんか!やっぱりここは日本らしいというかなんというか素晴らしい精神です!

 ということで、私もその隙に1枚パシャリ!こちらが早朝に撮った写真です!いやぁ~、一直線に続く線路とその両脇に映える桜並木!まだ太陽の昇っていない時間だったので、桜も色味がしっかりと分かり本当に美しかったです!この感じの桜並木はここでしか味わえない独特の風景でとても好きです!

 スマホの写真でこれなのですから、ミラーレスを当時すでに持っていたなら、もっと美しい写真を皆さんにお届けできたのだろうと思うと残念でなりません!

お昼の撮影 (12時頃)

ということで、年が変わりミラーレスカメラを買って再度チャレンジです!笑

前回、午前6時に訪問して結構な人が写真を撮りに来ていたので、「じゃあ、昼に行ってもそんなに変わらないのでは」と思い、12時ごろに撮影に行きました。で、その時の写真なのですが、(早朝とは比べ物にならない)無数の人であふれかえっていました…!まるで繁華街を歩いているような感覚で周りが人、人、人!もちろん、早朝のように「阿吽の呼吸エリア」があるはずもなく、でも、せっかくカメラ買ったからできるだけ人のいない写真を撮りたい!ということで探し歩きました。

そこで、何とか撮った写真がこちらです!インクラインの上のほうだとまだ人が少なくて撮りやすかったです。ちょうどその年は開花がかなり早くて、4月初旬に訪れたところ結構桜が散ってしまっていました。桜満開の写真を撮ることはできませんでしたが、それでも廃線跡を歩きながら桜並木を見るというインクライン独特の桜の楽しみ方を堪能することができました!




まとめ

 今回は、京都の桜の名所として名高い「蹴上インクライン」をご紹介しました。廃線跡を歩きながら桜並木を見るというインクライン独特の桜の楽しみ方を堪能することができ、とてもおすすめのお花見スポットでした。また早朝でも混んでいる、京都でもなかなか珍しいお花見スポットであると同時に、早朝であれば「阿吽の呼吸エリア」が生まれるため、人のいない廃線跡と桜並木の純粋な風景を楽しめる可能性があることがわかりました。もし、インクラインの桜を見たい方は少し大変かもしれませんが、宿泊して早朝に訪れられることをお勧めします!他では見れない桜並木の風景を見ることができますよ!

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